分教場[語句情報] »
分教場
「分教場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分教場の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
歌いだした。和一郎は中学を終って間もなく、そのころ一ツ橋にあった上野の音楽学校の
分教場でピアノの稽古を始めた。和一郎はいい耳をもっていた。けれども、
分教場の教師....
「なつかしい仲間」より 著者:宮本百合子
に漱石もどきに、菫ほどの小さき人云々と書いたりしていた高嶺さん。ショルツについて
分教場でピアノを勉強していたこの友達は、独特なシントーイストの妻となって、小説を....
「風と光と二十の私と」より 著者:坂口安吾
は外の子供より一つ多い。腕っぷしが強く外の子供をいじめるというので、着任のとき、
分教場の主任から特にその子供のことを注意されたが、実は非常にいい子供だ。乳をしぼ....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
ったという。無論言葉も風俗も里人とはすこぶる相違し、今は水電工事も出来、小学校の
分教場も置かれて、その言う如く余程開けて来たには相違ないが、かつては粟、稗、玉蜀....