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「分断〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分断の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
落してある滑《なめ》らかさを撫《な》で廻しては嬉《うれ》しがった。地面と居宅は当分断念したか、または老後の楽しみにあとあとまで取っておくつもりだったと見える。 ....
一つの世界」より 著者:伊丹万作
らでもないということは許されない。もしそんなことをいっていたら両方から攻められて分断されなければならない。それを避けようと思えば国論をいずれか一方に統一して態度....
十二支考」より 著者:南方熊楠
いとある(一八八三年板、ムーラの『柬埔※《カンボジア》誌』一巻一五七頁参照)。十分断言しておらぬがまずは十二禽で歳時を紀す風は支那に起って南北諸隣国へ弘まったと....
私本太平記」より 著者:吉川英治
口、大島の二隊も勢いを駆ッて、夜半にはもう山ノ内まで進出していた。 もっとも、分断された赤橋軍の残兵は、まだ藤沢街道の村岡や深沢あたりで戦っているらしくもある....
私本太平記」より 著者:吉川英治
相だったが、高ノ師直の迂回作戦と、細川|顕氏の突撃が功を奏してから、顕家の麾下は分断され、みちのく以来の家士百八人も個々討死してしまい、顕家もまた乱軍のなかに力....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ものは第一である。満州国の喪失は東亜連盟のためほとんど致命的と言える。日華両国を分断しかつ両国の中心に迫る事となる。満州国は東亜連盟対ソ国防の根拠地である。東亜....
それから」より 著者:夏目漱石
ちや》って置けば、是非共嫁を貰《もら》わなければならなくなる。嫁はもう今までに大分断っている。この上断れば、愛想を尽かされるか、本当に怒り出されるか、何方《どっ....