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「分点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分点の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
様、設計者クロード・ディグスビイが残した秘密記法だ――と。何故なら、通例では、春分点のある白羊宮が円の中心になっているのだけれども、これには磨羯宮が代っている。....
春六題」より 著者:寺田寅彦
力に関する学者の考えが一変しても、りんごはやはり下へ落ち、彼岸の中日には太陽が春分点に来る。これだけは確実である。力やエネルギーの概念がどうなったところで、建築....
夜の靴」より 著者:横光利一
大きな祝い日である。隣組のどの家からも餅を貰う。夕刻六畳の私の部屋は並んだ餅で半分点点と白くなった。家家に随って餅には個性がある。見ていると篆刻のようで、家の盛....
歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
千年前ギリシアのヒッパーカスは昼夜平分の日に太陽が天球の上に見える位置すなわち秋分点は少しずつ西の方へ変って行くという事を発見した。今日では秋分の太陽は処女宮の....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
その間に一目瞭然たる不可侵の境界線を画するものである。要するにこの両属の主要な区分点はこの点に尽きている。そしてこの Thea と Camellia との二属は....
立春の卵」より 著者:中谷宇吉郎
季節の一つである。一太陽年を太陽の黄経《こうけい》に従って二十四等分し、その各等分点を、立春、雨水、啓蟄《けいちつ》、春分、清明《せいめい》……という風に名づけ....