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分部
「分部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
うと思って死力をつくして追駈けてゆきます」 「イヤあれは本当の兄だよ」 「私は随
分部下や新聞記者の前を繕ってきましたが、今日かぎりそれを止めて、本当の考えを発表....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
です」 「うむ、なるほど。これなら卓子の上も汚れずに済むというものじゃ。しかし随
分部の厚い板を使ったものじゃ。勿体ないじゃないか。――ところできょうの員数は?―....
「放送された遺言」より 著者:海野十三
調受信機を組立てあげたのであった。最初は思ったとおりいかなかったのでいろいろと部
分部分を幾度も作りかえてついに最初の機械の百五十倍に達する感度を備えた装置を作り....
「河明り」より 著者:岡本かの子
ったものに見える。 そして、私が心を奪われたのは、いよいよ、そういう現象的の部
分部分ではなかった。ふだんの繁劇な都会の濠川の人為的生活が、雪という天然の威力に....
「反省の文学源氏物語」より 著者:折口信夫
書く場合には、不断聞いたり見たりしている人の事が、自らもでるだと言われるのは、部
分部分では、いろいろな人を思わせるような書きぶりがあるが、全体としては、平安朝を....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
れて移って来てからのことであるかどうかさえ、よくは分らない。以前は青山にいた。多
分部屋借りをしていたのだろう。その頃はやった文人趣味にかぶれて、画ごころのあった....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
襖を締め切り黙然と坐り、じっと膝の上を見詰めている。西向きの窓から夕陽が射し、随
分部屋は熱いのに、そんなことには無感覚らしい。視線の向けられた膝の上に、銀製の小....
「国境」より 著者:黒島伝治
根が重い支那家屋の家なみが、黒く見えた。すべてがかたまりついた雪と氷ばかりだ。部
分部分が白く、きらきらと光っていた。 また、きしきしという軋りが聞えて、氷上蹄....
「首を失った蜻蛉」より 著者:佐左木俊郎
いたりする……、鰻《うなぎ》を焼くとぎくぎく動く、蚯蚓《みみず》を寸断すると、部
分部分になって動く……。 豚も、額《ひたい》をガンとやられて、首をごそごそとや....
「三稜鏡」より 著者:佐左木俊郎
何んな風に始末していたものか、私は遂ぞ見たことが無いのですけど、殊によるとその部
分部分の死体も、あの溝の中へ投込んだのじゃありますまいかな? それで、手と足とが....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
もできなかった。私が人間の創造にとりかかったのは、こんなことを感じてであった。部
分部分がこまかいと、細工に要する時間がはなはだしく長びいてしまうので、私は、最初....
「大正女流俳句の近代的特色」より 著者:杉田久女
笑を、唇、額、目という風に部分的にひきのばし研究した写真をかつて私は見た。その部
分部分は美の極致をつくし、その綜合した顔面は何人も模倣し能わぬ千古の謎のほほえみ....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
観念的」=「主観的」、「客観的」=「物質的」と決めて了っていると云うが、それは多
分部分的な説明を全般へ押して広め受け取ったことから来る誤解だろう。私は技術をまず....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
置されて、夜になるとその前に燈明があげられたが、それは信心のためというよりは、夜
分部屋の中を明るくするためであった。フョードル・パーヴロヴィッチは毎晩たいへん遅....
「澪標」より 著者:外村繁
今度は二人の男が左右から貞子を擽る。貞子はいきなり体を仰反らせる。が、その体の部
分部分は勝手勝手に悶え苦しんでいるかのようである。そのアンバランスがひどく好色的....