» 切っ立

「切っ立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切っ立の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
なりに取りまわした山のひとつにくだりました。山が輪になってめぐっている内がわに、切っ立てになったはち形のくぼみが、なんマイルもふかく掘れていました。その堀の底に....
」より 著者:岡本綺堂
穴の間口はさほどに広くもないが、深さは一間半ほどに達しているらしく、しかも殆んど切っ立てのように掘られてあるので、それから這いあがることは頗る困難であったが、父....
くろん坊」より 著者:岡本綺堂
のかたきだ。あの骸骨をあのままにして置く事はならねえ。」 何分にも屏風のように切っ立ての崖であるから、目の下にみえながら降りることが出来ない。源兵衛は自分のか....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
をはずすと、窓は前にいった裏庭にむかっているが、そこには張り出しも何もないので、切っ立てになっている壁を降りる便宜もなく、庭の敷石の上へ落ちるまでのあいだに足が....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
尾は馬鹿に綺麗だが、船首の方はなるたけ船を水に浸させまいというところから恐ろしく切っ立っていて、下の寝台は大部分が二段になっていた。そのほかにもこの船にはなかな....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
穴の間口はさほどに広くもないが、深さは一間半ほどに達しているらしく、しかも殆んど切っ立てのように掘られてあるので、それから這いあがることは頗る困難であったが、父....
登山の朝」より 著者:辻村伊助
ちょっと休んだらもうがまんがしきれない、頂上は頭の上だが、そこにつづく鋭い山稜は切っ立てになってるから、ずいぶん骨が折れそうだ、四人とも言い合わせたように、リュ....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
「少しは穏《おだや》かになったね」と甲野さんは左右の岸に眼を放つ。踏む角も見えぬ切っ立った山の遥《はる》かの上に、鉈《なた》の音が丁々《ちょうちょう》とする。黒....
坑夫」より 著者:夏目漱石
れを叩くんだと思う拍子に、二人は両手をじゃじゃんと打ち合わした。その不調和な音が切っ立った石垣に突き当って、後《うしろ》の禿山《はげやま》に響いて、まだやまない....
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
始めた。海の水を細い谷川のように仕切って、営口丸の船体が、六尺ほどの眼の前に黒く切っ立った時は、ああ打《ぶ》つかるなと思った。途端《とたん》に向うの舳《へさき》....
一足お先に」より 著者:夢野久作
そこで又、暫くの間フウラリフウラリと躊躇していたが、今度は斜に横たおしになって、切っ立った壁をすこしずつ、爪探りをしながら登って行った。そうしてチョウド窓枠の処....