切り疵[語句情報] » 切り疵

「切り疵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切り疵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蟹工船」より 著者:小林多喜二
同じだった。――過労がかえって皆を眠らせない。夜中過ぎて、突然、硝子の表に思いッ切り疵を付けるような無気味な歯ぎしりが起ったり、寝言や、うなされているらしい突調....
かもじの美術家」より 著者:神西清
に瘤々だらけと来ているものですから、仮りにもそれを剃る段になったら、そこらじゅう切り疵だらけにせずには済まぬ始末だったのでした。 さてこの人がオリョールに出て....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
も、大きな顔ばして上に立って騒ぐ連中のすることぁ、みんなそれだて。俺のこの身内の切り疵が、そう言って教えてくれらよ。うん。ウヌラのことを、つれえ、悲しい、苦しい....