切入る[語句情報] » 切入る

「切入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
繁殖するに至ったというのは山林あるがためであったのに、この山地を官有にして人民一切入るべからずとしたら、どうして多くのものが生きられる地方でないぐらいのことは、....
黒百合」より 著者:泉鏡花
た鼻先と思う処を、爪をあつめて巌の欠を掘取ると見ると、また掻きはじめた。その爪の切入るごとに、巌はもろくぼろぼろと欠けて、喰い入り喰い入り、見る内に危く一重の皮....