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「切合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
好きな髷のことなど」より 著者:上村松園
行となると我れ勝ちに追ッかけて、それが自分に適ろうがうつるまいが、そんなことは一切合財考えなしで随分|可笑しな不調和な扮装をしている人が沢山あるようです。御自分....
余齢初旅」より 著者:上村松園
もよい。汽車にのればちゃんと私の座席がそこにとってくれてある。そういったわけで一切合財何から何まで先方の人がやってくれる。私は彼地で一枚の絵もかかなくてよい。皇....
渾沌未分」より 著者:岡本かの子
かって来よう。今、なんにも惜むな。今、自分の持ち合せ全部をみんな抛げ捨てろ――一切合財を抛げ捨てろ――。 渾沌未分………… 渾沌未分………… 小初がひたす....
絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
ょう。そしてあの笄の紅い頭の中で、お祖母さまの事も、小式部さんの事も、何もかも一切合財を忘れてしまいましょうよ」 (一九三五年一月号)....
夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
梵字形の創傷も、流血の消失も、浄善の咽喉に印された不可解な扼痕も……それ等凡て一切合財のものが、孔雀に駕し四本の手を具えた、「孔雀明王」の幽暗な大画幅の中に語ら....
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
むろんここへはおれの名を書きそえるところだった。いや、もっと正確を期するなら、一切合財おれが下図を描いたものとすべきだった。 そんな手落ちはあったが、その代り....
神経」より 著者:織田作之助
噂をしていた。 「チャー坊はまだ子供だからな」 「そうかな。俺アもうチャー坊は一切合財知ってると思ってたんだが……」 「しかし、まだ十七だぜ」 「十七っていった....
土曜夫人」より 著者:織田作之助
らしくもないと思ったのだ。おまけに、それではあんまり坂野が可哀相だ。もっとも、一切合財坂野に打明けるのも、坂野には酷だと思った。が、「知らぬは亭主」の坂野のいる....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
させるのか、いったい。」 「へええ、差し上げますには差し上げますですがな。もう一切合切種切れで、肴も附け合せも何にもありゃしねえでがす。」 「それでも百五十人分....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
ッ、片腹痛いわい! 逆に汝の独楽を奪い、隠語の文字ことごとく探り、淀屋の財宝は一切合財、この主税が手に入れて見せる! 解け、頼母、この縄を解け!」 主税は満身....
剣侠」より 著者:国枝史郎
逸見多四郎がやって来た! さあ大変! 凄いことが起こるぞ! 激論! 無礼咎め!切合い! 切合い! と、その瞬間思ったところ、事は全く反対となり、秋山先生で先ず....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
すと、今川であれ北条であれ、浅井であれ朝倉であれ、世のいわゆる武人なるものは、一切合切野蛮人なのさ」 「それはまたなぜでございますな?」今度は主水が怪訝そうに訊....
生死卍巴」より 著者:国枝史郎
なくて、旦那様のやり口がお悪いからだ。本宅の方へ奥様を入れて、内所向きのことを一切合財、奥様にお任せしようとはせずに、本宅の方は古くからいる先の奥様の時代からの....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
今日呼び出しを掛けたところ、恋人が昨日屋敷を出たきり、今に帰って来ないこと――一切合切打ち明けた。 左伝次は黙って聞いていたが、その顔には曖昧な、混乱したもの....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
てるぜ! ……『秘密の鍵は第三の壁』……何だか些少も解らねえ……何でもいいや、一切合切、みんな姐ごに話してやろう」 こんなことを口の中で呟きながら、風船売の少....