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切崩し
「切崩し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切崩しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真田幸村」より 著者:菊池寛
っていた。 すると、意外にも、本多忠政、松平忠明等、渡辺大谷などの備を遮二無二
切崩して真田が陣へ駆け込んで来た。また水野勝成等も、昨日の敗を報いんものと、勝曼....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あに、ここでいけなければ、また別なところを許してもらいますからね。おっつけ、あの
切崩しが済みますと、じかに車がしかかりますから、あんた方の骨の折れるのも、もう一....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
んで、見えるか、見えぬか、慌しく領き答えて、直ちに丘の上に踵を回らし、栄螺の形に
切崩した、処々足がかりの段のある坂を縫って、ぐるぐると駈けて下り、裾を伝うて、衝....
「トロッコ」より 著者:芥川竜之介
も彼等も帰れない事は、勿論彼にもわかり切っていた。 その次に車の止まったのは、
切崩した山を背負っている、藁屋根の茶店の前だった。二人の土工はその店へはいると、....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
った。 これは成功して、蘇秦は六国同盟の盟主となった。 ところが、秦が、その
切崩しに着手し、これが成功して、間もなく合従は破れ、蘇秦は逃出した。 その後に....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
にもあるような、やや、大小を交えて、たとえば、古塁の砲台のあととも思われる、峰を
切崩して、四角に台を残した、おなじ丘が幾つも、幾つもある。上が兀げて、土がきれい....