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「切戸口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

切戸口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
木の子説法」より 著者:泉鏡花
葉、いや、茸のような触感で衝いた。 あの世話方の顔と重って、五六人、揚幕から。切戸口にも、楽屋の頭が覗いたが、ただ目鼻のある茸になって、いかんともなし得ない。....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
入って行く。つづいて宇和島鉄之進が、入って行ったのは云うまでもない。舞台裏へ入る切戸口の前で、駕籠がしずかに下りたかと思うと、駕籠の戸が内から開き、一人の女が現....
雪柳」より 著者:泉鏡花
敷が見える。掃清めたその門内へ導くと、ちょっとこれに、唯今ご案内。で、婦は奥深く切戸口と思うのへ小走に姿を消した。式台のかかり、壁の色、結構、綺麗さ。花の影、松....