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切払う
「切払う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切払うの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
右左から恣に公道を侵した雑草や雑木の枝を、一同|磨ぎ耗らした鎌で遠慮|会釈もなく
切払う。人よく道を弘むを、文義通りやるのである。慾張と名のある不人望な人の畑や林....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
太郎の方では見忘れて、何とも覚えず、底気味が悪かった。 横町の小児が足搦の縄を
切払うごときは愚なこと、引外して逃るはずみに、指が切れて血が流れたのを、立合の衆....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
人はどこまでも殺させないといって、壮士等はその邸を護衛して、強いて押掛けて来れば
切払うということになったが、藩主始め藩庁ではそんな事の起るのを心配しまた右の朝廷....