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切替え
「切替え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切替えの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
村々では、慶長年度の昔から谷中一般人民に許された白木六千駄のかわりに、それを「御
切替え」と称えて、代金で尾張藩から分配されて来た。これらは皆、歴史的に縁故の深い....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の地方では、すべてにわたり同藩保護の下に発達して来たようなもので、各村とも榑木御
切替えととなえて、年々の補助金を同藩より受け、なお、補助の目的で隣国|美濃の大井....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
切替桿をひき、二号艇の尾部へむかって出る噴射|瓦斯を、あべこべに前方へ出るように
切替えた。つまり艇に全速後進をかけたのである。 大きな衝動が、搭乗の三名の肉体....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
りのんびりしたし、永年の生活が形の上で一変化する切かえを大変いい工合になだらかに
切替えることになりましたし、それにもまして心に刻まれるのは、ああやって江場土で暮....
「立札」より 著者:豊島与志雄
れだ。俺が買い込むつもりだったのは、鑵詰類と綿布類だった。それを、穀物と毛織物に
切替えたのは、お前の仕業だな。」 「いえ、初めからそういう御註文だったのではござ....
「高尾ざんげ」より 著者:豊島与志雄
どくばかばかしくなってきました。それに丁度、預金の支払制限と封鎖、流通紙幣の新旧
切替えとなり、杉茂登にも二人名義の不義理が重なってゆきました。檜山は多少の株券を....
「国立国会図書館」より 著者:中井正一
法律を国会図書館の立法調査部の力を借りて、法律案を打立ててゆくという大きなギアの
切替えが、一つの夢(これはあたりまえの事ではあるが)として、ブラウン氏から説かれ....