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切枝
「切枝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切枝の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
銭。南京豆《ナンキンまめ》、十銭。チェリイ、十銭。みのり、十五銭。椿《つばき》の
切枝二本、十五銭。眼医者、八十銭。ゲエテとクライスト、プロレゴーメナ、歌行燈《う....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
植せられているのを見るようになって来た。だんだん広く鑑賞せられて行くものらしい。
切枝を地に挿して置けば悉く根が附く。三、四年もすれば花をもつ。これほどたやすく繁....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た、これを」 ふところから、無造作に出したのである。それは、七寸ばかりの芍薬の
切枝だった。 「…………」 黙然と、喜左衛門は、その両方の切り口を見くらべてい....