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切瑳
「切瑳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切瑳の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
げ終った。名聞を求めず。栄達を願わず。米塩をかえりみずして、ただ自分自身の芸道の
切瑳琢磨と、子弟の鞭撻に精進した……という、ただそれだけの人物であった。 もし....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
制しようとでもいうんですか。」 「むろん、そうでしょう。表面は連絡提携とか、共励
切瑳とかうたうでしょうが。」 「そんなこと、急に思いついたんでしょうか。これまで....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
復興なり。従来行われたる漢学塾の論講は他にいかなる短所ありとも一面より見れば互に
切瑳し相啓発するの効ありしは疑うべからず。この種の学風我国に跡を断たんとする今日....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
か。
「……ア、ア」
武蔵は、顔を俯つ伏せて、草へ泣き伏した。
きょうまでの
切瑳琢磨も、一敗地にまみれて、すべての精進苦行も、ここに空しく崩れてしまったかと....