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切盛り
「切盛り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切盛りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
い強靱さがあり、家を外にして飛び歩きがちな放浪癖の父親と反対に辛抱づよく、世帯の
切盛りに忠実であった。父親が馬の年なら彼女はきっと牛で、彼は気の荒い駄々ッ児なか....
「爛」より 著者:徳田秋声
の日の気分に紛らされて来たことが、一層心苦しかった。その間にも、お今は自分の手で
切盛りをする世帯の楽しさや、人妻としての自分の矜りなどを、時々心に描いていた。財....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の安否、それから宿屋の主人に向って善後策の交渉――そんなことを、いちいちこれから
切盛りをしなくてはならないと、雄々しくも心を決めて、寝巻一着を恥かしいとも思わず....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
の神様のお世話に預かることは数限りもございませぬが、ただ産土の神様は言わば万事の
切盛りをなさる総受附のようなもので、実際の仕事には皆それぞれ専門の神様が控えて居....