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切除
「切除〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
切除の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蠅男」より 著者:海野十三
っかり取り去られて、食道と腸とが連結された。肺臓とか腎臓とか二つある内臓の一つは
切除された。不用な骨や筋肉が取り去られた。満足なのは頸から上だけだった。四時間ほ....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
んど異教的方法を廃して、社会保全のために行なわれている、感染せる肢体《したい》を
切除するような、機械的な方法をば、真に、人間の更生と復活と救済の理想に向かって、....
「日を愛しむ」より 著者:外村繁
口が開いている。手術の傷が癒着しないうちに、放射線をかけたためである。 乳房を
切除した左胸部には殆ど傷痕は残っていないが、放射線のため薄黒く焼かれている。腋下....
「澪標」より 著者:外村繁
寝巻や、白ネルの襦袢などを縫っている。岡さんは胸部疾患のため、先年、肋骨を八本も
切除したという経験者である。入院には、下着も和服型の方が便利であるという。 私....
「落日の光景」より 著者:外村繁
一 私の妻は乳癌に罹り、築地の癌研附属病院で左胸部の
切除手術を受けた。更にコバルトを照射するため、大塚の同病院の放射線科に移ることに....