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「列島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

列島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球を狙う者」より 著者:海野十三
(すばらしい女だ) 東京湾を出てからこの方、銀座通りもない海上をこうして小笠原列島の南端にちかい父島までやって来たことだから、若い女なら一応誰でも美人に見える....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ますなア」 「犠牲艦隊じゃったのは四五年前までのことじゃ。日本が東シナ海を、琉球列島と台湾海峡で封鎖すれば、どんなに強くなるかということは、米国がよく知っている....
惜別」より 著者:太宰治
す。本当に見たら、そんな事を言う筈はありません。まるで、違うものです。むしろ舟山列島に似ているかも知れません。しかし、浙江海は、こんなに静かではありません。」 ....
大脳手術」より 著者:海野十三
前よりも艶々してきたと褒めた。 それから私達は、ヨットに乗って、瀬戸内海の遊覧列島へ出発した。 幸福な、そして豪華な生活に、私たちは暦を忘れて遊び廻った。が....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
が飛行島戦隊は、戦闘地域の隙を狙って、東径百四十度の線――というと、だいたい硫黄列島とラサ島との中間だが、そこを狙って北上するんだ。そうなると、われわれは明放し....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
のキソクや時間のウルササになれ、手紙をかく余裕も出来て来た。 昨夜は九州の五島列島の灯を左舷に見た。日本の最南端の灯台が明滅しているのが一寸心細いような、愉快....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
痛そうに揺すぶっていた。 KEWの役人が両手を空中に抛り上げて宣言した。ファロ列島の東部に精力を持つ高気圧がある。この北極風が労農共和国の氷原を撫でて来るため....
怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
ことか、左手に島影も発見できない。コンパスや海図と睨めっくらしてたしかに、北千島列島を左にして、南々西に針路を向けているのだから、次の無人島を左手に眺望できなけ....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
この、報効義会というのは、郡司成忠会長のもとに、会員は、日本の北のはて、千島列島先端の、占守島に住んで、千島の開拓につとめる団体で、龍睡丸は、占守島と、内地....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
ったのが、最初の記録だった。 しかし同船は、その後一七八六年に、アリューシャン列島中のアマリア島で難破したのであるから、当然その一冊も、船長フロストの遭難記に....
人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
、西班牙との密貿易の嫌疑が記されているように、雄志禁じ難い不覊奔放の性格は、琉球列島の南|毛多加良島の南々東に、ささやかな一珊瑚礁を発見した。そこに、かたわら体....
甘鯛の姿焼き」より 著者:北大路魯山人
は見事なものである。 九州の白皮という甘だいは、関東には少ないが、九州から五島列島に行くと、そればかりのように多い。塩をして持って来るけれど、非常にまずく、従....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
を覚ゆ。 二十四日、晴れ。午前十時、船トロンヘイム港に入る。その前後すべて群巒列島の間を縫いて航行す。両岸の風光は、わが内海の勝も三舎を避くるほどなり。港口に....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
てうたわれたを持っているだけであった。 そうした頃の歌は、数かぎりなくこの日本列島の聚落のうちで、人たちの口にうたわれておったであろうが、社会生活の生長変化に....
言語と文化史」より 著者:知里真志保
民族は北方から渡来した民族であり、その渡来の経路は恐らくカムチャツカ方面から千島列島を南下して北海道へ渡り、その一分派は太平洋沿岸を南下して釧路、十勝の浜伝いに....