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「初っ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初っの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吉原新話」より 著者:泉鏡花
たんですの。でもね、ちっとも分りませんとさ。そしてね、照吉さんが、病気になった最初っから、なぜですか、もうちゃんと覚悟をして、清川を出て寮へ引移るのにも、手廻り....
小公女」より 著者:菊池寛
たので、私|吃驚して、この中に隠れてしまったんですの?」 「じゃアお前は、そこで初っから立ち聞きをしていたわけだね。」 「いいえ、奥様。立ち聞きするつもりなんぞ....
落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
ブ三つ」 「ハート三つ」 サイドカードもこんなにいい。それにクラブがないから最初っからきれるわけです。私は得意になってあげました。ハートに決まります。叔母と組....
過渡人」より 著者:豊島与志雄
な人ですから。」 「でお前から俺《わし》に頼んでくれと云うんだな。」 「いいえ、初っからあなたにお目にかかりたいと云って来ましたのです。お帰りを待っていたんです....
運命のままに」より 著者:豊島与志雄
り早く上達するようですね。静子なんか元は丸で取れなかったものですが。」 「それは初っからお上手な人はありませんわ。」 「所が英子さんなんかは生れつきお上手の方で....
或る女の手記」より 著者:豊島与志雄
った。私は本当に神経衰弱だったのかも知れない、或は既にその時から……。 学校が初って、暫くは何のこともなかったが、二月の或る寒い日、私はまた彼からつけられてる....
月明」より 著者:豊島与志雄
には海の大きな霊といったようなものが感じられるから。」 「また例のロマンチックが初ったのね。」 「そうじゃないわよ。私此処に来てはじめて、海には海の霊があること....
神棚」より 著者:豊島与志雄
手にぼんやりしていた。見ると、神棚には明々と蝋燭がともされていた。また例のことが初ったなと思いながら、俺の顔には一人でに苦笑が上ってきた。 「どうだったの?」と....
悪夢」より 著者:豊島与志雄
か、街路樹にぶつかってゆくか、何かしら異常な力一杯なことがしてみたくなった。また初ったなと自分でも気付きながら、疾走する自動車を見送っては、活動写真で見た通りに....
公孫樹」より 著者:豊島与志雄
落さなければならなかった。勿論、父が足の皮を公孫樹の根本に埋める癖は、いつ頃から初ったのか僕は覚えていない。然し父が公孫樹の根本に立って、すくすくとした幹を見上....
黒点」より 著者:豊島与志雄
点らしいものを見ることが出来た。 然し、それから間もなく、私の悲惨な放浪生活が初ったのである。....
次郎物語」より 著者:下村湖人
大沢に向って、 「で、結局、どう落ちついたんだ。」 「お流れです。しかし、僕、最初っから僕たちの考えにまとまるとは考えていなかったんです。お流れになれば成功でし....
土竜」より 著者:佐左木俊郎
だ……」 「ほんでも、せっかく、今までやって、惜しがすぺちゃ。」 「僕なんか、最初っから間違っていたんですね。僕等は、百姓の子だから、百姓をやっていればよかった....
子供の霊」より 著者:岡崎雪声
の人達が、集って来て、彼地でいう夜伽、東京でいえば通夜であるが、それが或晩のこと初った。冬の事で、四隣は至て静かなのに、鉦の音が淋しく聞える、私は平時も、店で書....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
児も同然だから、私も平生から厳しく監督していますが、冬子さんとの婚礼は昨日今日に初った話でも無し、たとい一月や二月延びたからと云って、決して間違いの起るなどと云....