初上り[語句情報] » 初上り

「初上り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初上りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
んだ時に、今度は私の方から玉依姫様にいろいろの事をお訊ねしました。何しろ竜宮界の初上り、何一つ弁えてもいない不束者のことでございますから、随分つまらぬ事も申上げ....
貞操問答」より 著者:菊池寛
持に、揺られながら、訊き返した。 「ええ、船は新造で、船頭さんは若い、河は新川、初上りって……」 「へえ――、しゃれた唄を知っているんですね。」と、これは前川よ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
。殊に団十郎が歌舞伎座から一役だけ掛持ちして、「勧進帳」の弁慶を勤める。大切には初上りの中村|鴈治郎がやはり歌舞伎座と掛持ちで出勤して、「近江源氏」の盛綱を勤め....