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初任
「初任〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初任の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「社会時評」より 著者:戸坂潤
円貰った処で、之を今後の十年間で割れば年二百円でしかない。それと引きかえに日給が
初任給より僅かに高い程度のものに引き下げられるのだ。だから、減給率が四割五分の代....
「水鳥亭」より 著者:坂口安吾
を謝罪して廻らねばならなかった。 そして彼の月給は、いつまでたっても、ほとんど
初任給に近かった。彼は十の余も若い人たちに追いぬかれ、新学期のたびに、彼の級をひ....
「株式仲買店々員」より 著者:ドイルアーサー・コナン
パーカーが話してくれたんです。そして今夜こちらへつれて来てくれた人です。私たちは
初任給として、あなたに五百|磅さし上げることが出来るにすぎませんが――」 「五百....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
甲斐守にしろ、名奉行とうたわれたひとはみな南町奉行所に属し、れいの遠山左衛門尉が
初任当時ちょっとここにいただけで、初代、加々爪忠澄以来、この北町奉行所というのは....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
これまで久しい年月の間これを摘発してその欠点を暴露せしめた人はなかったが、それの
初任の裁判官は私であった。 この謡の中にあるアヤメは元来何を指しているのかとい....