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「初口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
る果肉の噛滓からも、多量の物が発見されているし、何より不思議な事には、それが、最初口に入れた一房にあったのだ。だから、犯人は偶然最初の一発で、的の黒星を射当てた....
ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
、おそろしい竜があの金の林檎の木の下で見張りをしていることは御存じですか?』と最初口をきいた娘が尋ねました。 『ようく知っています、』と見知らぬ人は静かに答えま....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
初めのことであったが、母のお琴はお染を抱きながら、裏庭の縁で涼んでいた。すると最初口笛が聞こえ、次に鼬が現われた。アッと驚く隙もなく鼬はお染へ噛みついた。幸い手....