初嵐[語句情報] » 初嵐

「初嵐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ぬ 秋の部 聴衆は稲妻あびて辻講義 朝露や矢文を拾ふ草の中 暁や鐘つき居れば初嵐 我声の吹き戻さるゝ野分かな 税苛し莨畑の秋の風 三日月や仏恋しき草枕 三日....
」より 著者:寺田寅彦
いものではなかった。 夕方井戸水を汲んで頭を冷やして全身の汗を拭うと藤棚の下に初嵐の起るのを感じる。これは自分の最大のラキジュリーである。 夜は中庭の籐椅子....