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初店
「初店〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初店の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
泣いても泣き尽せない位で、とりあえず吉原の姉のところへ知らせてやりましたが、まだ
初店ですから出てくることは出来ません。長屋の人たちの手をかりて、久松は兎もかくも....
「傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
畳と六畳の二間を与え、新造一人に禿《かむろ》をつけて、定紋付きの調度一揃え、 「
初店瀬川」 と改良半紙二枚を飯粒でつないで、悪筆を振ったのを、欄間へ張る。――....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
並んだ女郎屋の二階のてすりには、蒲団の行列、下の写真棚には、お葬式のビラのような
初店の女の名前を書いた白い紙がビラビラ風に吹かれていた。朝帰りの男の姿が、まるで....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
然と云わねばなりません。 百貨店は仕入において、特製品において、販売において、
初店員の養成において、指導において、配達網において、宣伝広告において、断然小売店....