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初篇
「初篇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初篇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
玉の高御座をすえたのが、富士山であったことは、初代|一立斎広重の『絵本江戸土産』
初篇開巻に掲出せられて、大江戸の代表的風光として、知られていたのであった。私が二....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
蚓《みみず》を与うるも逃げて食わなんだが、昨今は喜んで食う。それから『皇都午睡』
初篇中巻にいわく、岐蘇《きそ》の猿酒は以前信州の俳友より到来して呑みたるが、こは....
「『吾輩は猫である』中篇自序」より 著者:夏目漱石
「猫」の稿を継《つ》ぐときには、大抵
初篇と同じ程な枚数に筆を擱《お》いて、上下二冊の単行本にしようと思って居た。所が....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
子《こ》下に隠れたが、翌夕腹へって這い出で食を乞う所を召し捕られた(『伝奇作書』
初篇上)。行き合いバッタリ、何処《どこ》の誰とも知らぬ者が笄を拾いくれた嬉しさに....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
じんぶつりゃくがしき》』を出《いだ》せしは寛政《かんせい》七年にして『北斎漫画』
初篇|梓行《しこう》に先《さきん》ずること正に二十年なり(寛政七年北斎は菱川宗理....
「福沢諭吉」より 著者:服部之総
一 著述家 慶応二年|丙寅《へいいん》初冬付『西洋事情』
初篇は出版後一年間の売捌《うりさばき》高だけで、正版偽版とりまぜ十万部の上にのぼ....