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初給
「初給〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初給の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
ろう、そして自動車の価格も下げるだろうと発表した。フォード自動車会社は、労働者の
初給五ドルを六ドルに、これまで働いている労働者たちの最低賃銀を六ドルから七ドルま....
「女の歴史」より 著者:宮本百合子
月給調査を試みたことがあった。あらゆるところで女の給料はやすかった。或る百貨店で
初給が男より十七銭か女の方がやすくて、原則として対等にしていたが二三年後には男の....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
たが、とにかく月給をもらうための生活は、一つのはりがないでもなかった。千五百円の
初給であった。私はそれで、煙草代も、コーヒ代も、絵の本をかったり、芝居をみたりす....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
ほど思い切って、好きなヴァイオリンの試験を受けて、新音楽協会の練習所員となった。
初給は四十五円。教師のときよりも、ズーッとわるかった。新子に結婚の申込などする勇....