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初編
「初編〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初編の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「駒のいななき」より 著者:橋本進吉
」という語はいつ頃からあるかまだ確かめないが、一九《いっく》の『東海道中膝栗毛』
初編には「ヒイン/\」または「ヒヽヒン/\」など見えている。多分もっと以前からあ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
身ハ居ニ常処ナシ、自由ノ存スル所即チ我居ナリトノ語アリ。サレバ、此自由ノ字義ハ、
初編巻之一、第七葉ノ割註ニモ云ヘル如ク、決シテ我儘放盪ノ趣意ニ非ズ。他ヲ害シテ私....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
知友並びに出版元大観堂主人の好意によるものである。一先ず作者はこれを『石狩川』の
初編として上梓《じょうし》し、つづいて、これら移住士族のその後の過程を書き進める....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
物学者の著わした『ロシアの蟻』と題する書のごときも斯学上有益なものだそうである。
初編だけ刊行されたが八百頁の大冊である。著者の調べただけでも露国全体に産する蟻の....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
初編 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ず....
「上野」より 著者:永井荷風
ついて按ずるに享保初年の頃で、いくばくもなくして本郷に移り又芝に移った。南郭文集
初編巻の四に即事二首篠池作なるものを載せている。其一に曰く「一臥茅堂篠水陰。長裾....
「自来也の話」より 著者:岡本綺堂
せた趣向がひどく人気に投じたらしい。画家は二代目豊国である。 「児雷也豪傑譚」の
初編の出たのは天保十年で、作者も最初から全部の腹案が立っていた訳でもないらしく、....