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初縁
「初縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
向うは三度目だけれどお前も二度目だからそりゃ仕方がない。三度目でも子供がないから
初縁も同じだ。一度あんな所へやってお前にも気の毒であったから、今度は判ってるが念....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
岸へ出ました。 二十三 武州大宮へ参拝した道庵先生は、それを
初縁として、今後沿道の神社という神社には、少々は廻り道をしても参拝して行こうとの....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
生をだいなしにする者がどのくらいあるか判らない、ちょうど女の子が嫁入りすればその
初縁を守ることが大切で、もし我儘を言って出戻りすると、つぎつぎと劣ったところへ嫁....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
しというのはこれだけのことで、そのほか何もありません。 けれども、私は、刀自が
初縁の際の見合いに仲介人の師匠のお伴までしてその席を実見したほど、その時代のこと....