初菊[語句情報] » 初菊

「初菊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

初菊の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
間諜座事件」より 著者:海野十三
●第五景・山賊邸展望台 首領 鴨川 布助 ●第六景・奈良井遊廓 花魁初菊 鴨川 布助 痺れる脳髄! もし此処で卒倒したらば、それで万事休すだ! ....
虚子君へ」より 著者:夏目漱石
ですな。内容を賞翫して好いんだか、芸術を賞翫して好いんだか分りません。十段目に、初菊が、あんまり聞えぬ光よし様とか何とかいうところで品《しな》をしていると、私の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
それからまた、いちいち役々に就いて言ってみる……」 と、立てつづけて道庵先生が、初菊や、重次郎や、母のさつき、正清といったような役者を上げたり下げたり、それから....
岩田豊雄と私」より 著者:岸田国士
き同志はないと思つた。 新劇協会の運動は、様々な事情で長くは続かなかつたが、最初菊池の手を離れ、ついでプリマドンナ伊沢蘭奢が病死するに及んで、協会は解散したけ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
のとき初めて上京して、中幕の十次郎を勤め、光秀は団十郎、皐月は寿美蔵、操は福助、初菊は新蔵、久吉は権十郎という顔触れであった。この春、団十郎が京都の祇園館に出勤....