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初速
「初速〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初速の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ayer)が示した通り、ある一つの隕石がたとえば海王星あたりの非常な遠距離から、
初速零で太陽に向かって墜落してくるとすると、これが太陽表面に届いたときの速度は毎....
「地図にない島」より 著者:蘭郁二郎
米なんていうスピードは一寸想像も出来ない。ましてそれだけのスピードを持たすための
初速度は実に物凄いもので、たかが市内電車の急発車でもひっくりかえるような人間は、....
「藤の実」より 著者:寺田寅彦
点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の
初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆の....
「映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
とである。たとえば摩擦のある撞球台の上で球をころがすとする。球を突き出したときの
初速度が与えられればその後に球の動き行くべき道程は予言され、それが最後に静止する....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
ほかにないのだ。 全速前進! 僚艇に注意! テッド隊長以下の艇員は、ものすごい
初速と加速度にたいして、歯をくいしばってたえていた。気が遠くなる。頭が割れるよう....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
氏は、電気砲学の権威です」と、私は紹介の労をとって、「ロッセ氏は、三ヶ月程前に、
初速が一万メートルを出す電気砲の設計を完成されたのですが、残念にも、今日本では、....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
りないので、忍谷で用意したのは、電気砲の原理を使った射出機だった。これなら十分に
初速も出るし、また電気でとびだすのだから、硝煙や噴射|瓦斯のため地上の施設が損傷....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
最も大きな作用を示すのは中性子であろう。中性子は電気的に中性な小粒子だから、ある
初速で原子核を飛び出すと、途中で電場磁場の影響を受けず、そのまま直進してよく物体....