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初酉
「初酉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
初酉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
一 半七老人を久し振りでたずねたのは、十一月はじめの時雨《しぐ》れかかった日であった。老人は四谷の
初酉《はつとり》へ行ったと云って、かんざしほどの小さい熊手《くまで》を持って丁度....
「今戸心中」より 著者:広津柳浪
、茶屋の二階に甲走《かんばし》ッた声のさざめきも聞えぬ。 明後日《あさッて》が
初酉《はつとり》の十一月八日、今年はやや温暖《あたた》かく小袖《こそで》を三枚《....
「白髪鬼」より 著者:岡本綺堂
ぶら行ってみることになったのですから、甚だ不信心の参詣者というべきでした。今夜は
初酉だそうですが、天気がいいせいか頗る繁昌しているので、混雑のなかを揉まれながら....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
から水道尻まで、茶屋の二階に甲走《かんばし》ッた声のさざめきも聞えぬ。 明後日が
初酉の十一月八日、今年はやや温暖《あたたか》く小袖を三枚《みッつ》重襲《かさね》....