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「別冊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

別冊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
理想に適するだけの校舎新築費を得るの途を講じ候《そろ》其《そ》は別義にも御座なく別冊裁縫秘術綱要と命名せる書冊出版の義に御座|候《そろ》本書は不肖|針作《しんさ....
断層顔」より 著者:海野十三
ことを永々と喋り出した。帆村はふんふんと、しきりに感心している。しかし彼の手は、別冊の頁をしきりに開いていた。それは交川博士の手記にかかる「通信部報告書」だった....
国際無産婦人デーに際して」より 著者:宮本百合子
『文学新聞』『働く婦人』(三月号は特輯で附録に「文化サークルの話」という有益な別冊がついている)などが、この活動のために十分利用されるだろう。 処女会、御用....
四次元漂流」より 著者:海野十三
ていいであろう。というわけは、彼はその研究ノートの頁と頁との間にはさまっている、別冊の黄表紙のパンフレットを見つけたからである。そのパンフレットの表紙には、めず....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
称して「モスク※」を発表した。また、トロツキーの「裏切られた革命」を大綜合雑誌が別冊附録としたようなジャーナリズムの気風についても見のがしていない。文学とそれら....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
より(封書)〕 十月二十六日 第六十四信 ゆうべ夕飯を終って、『日本評論』別冊のスメドレイの「第八路軍とともに」の終りをよんでいるところへ、おひさが一束の....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のものを一つ(二十枚ほど)。それから『文芸』の感想二つ。それから古典研究の叢書の別冊で現代文学篇が出ます(評論社)、そこへ今日(最近)の文学についての展望(四五....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ですが、この一二年来、いろいろの点成長出来ました。そして、それは去年の夏、詩集の別冊で「素足」というのや「化粧」というのを私がよんだ頃から自覚されて来た影響です....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う。 そのことは、詩集のありようにも映って居るわけですもの。 全五巻のほかに別冊としてある素足だのボンボンなどの描写、追随を許さないものがあります。別冊がや....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
事態に適用したものである。 前の諸版の購買者の便宜のために、以上の増補と変更は別冊で公刊することとする(訳註)。 一八一七年六月七日 東印度大....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
た。二月はじめに身体を悪くして仕事に支障をきたし、出発までに終るはずの小説新潮と別冊文藝春秋の二ツが残ってしまった。十二日の晩は徹夜だ。十三日の朝九時にとにかく....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
けるを当時の同僚安井氏の記したるを、頃日『軍医団雑誌』といふのにのせ候趣にて、其別冊数部を送りこし候まゝ、筋違ひのつまらぬものなれども、一冊拝呈仕候。此戦役の前....
西航日録」より 著者:井上円了
ることをそのまま記して、哲学館出身者および生徒諸子に報道したるものにして、これを別冊に刻して世間に公にすることは、最初より期せしところにあらず。しかるに、このご....
黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
ち自らの理論・分析の力の強弱に係っているのである。 (一九四七年五月三日稿同年「別冊文芸春秋」一〇月号) *〔追記〕デヴィースの業績とその日本訳については、『数....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
当時の着想であった。いな恐らくその前からであったらしい。大正三年夏の「偕行社記事別冊」として発表された恐らく曽田中将の執筆と考えられる「兵力節約案」は、面の戦術....