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「別動隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

別動隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
駆逐艦八隻と航空母艦|加賀、赤城とを前隊として堂々たる陣を進めて行くのであった。別動隊の、大型駆逐艦隊は、やや右翼前方に独立して、米国潜水艦隊を警戒すると共に機....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
四十分、警戒警報発令。久し振りに昼間の空襲となる。 四編隊のほかに一又は二機の別動隊がある。そのうちに後続の数機は中部軍管区へ入る。情報が出て間もなくプーと鳴....
海底大陸」より 著者:海野十三
イクソンは、銃をどんどんとうちつづける。 クーパーのまもっているまどの下にも、別動隊の怪物群がちかづいた。 船室は、すっかり包囲されてしまったのである。怪物....
厨房日記」より 著者:横光利一
女の後から出入の米屋や酒屋、手伝いの人三人に長男らが四方へまた探しに散った。梶も別動隊となって裏から一人で出ていったが外は全く暗かった。それに新しく前後左右にず....
東京要塞」より 著者:海野十三
偵はまた左官の道具と弁当箱とをさげて、南千住の終点へいった。 私服刑事からなる別動隊は、帆村の行動を遠方からじっと見守っている。 定刻の午前六時になった。 ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
のように、単なる楽しみからその騒ぎに加わっていた。それは無能な新聞記者らから成る別動隊であった。まったく無知であって、それを人に知らせないために、勝者に阿諛《あ....
魔像」より 著者:林不忘
が届いている。人相書は全市の与力《よりき》と岡《おか》っ引《ぴ》きにいきわたり、別動隊として、近江之介を殺された上自分は閉門をうけて、切歯扼腕《せっしやくわん》....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、赤松円心を見るたびにこう訊かぬ日はない。 昨今、山陽道は杜絶していた。楠木の別動隊が淀の水路や河内、摂津口をさまたげているためだという。――先に細川定禅の軍....