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別殿
「別殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
別殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
い時分にこの尼僧と一緒になり、それがために自分の身を誤った一事です。
大蔵大臣
別殿の一室
私と親しく話をする時分に折々尼僧と共々に涙を流してあの時に、あん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
えしておけ」 その清子は、病夫貞氏と共に、まったく表方には姿をみせず、隠居所の
別殿にこもって、近ごろは“日課地蔵絵千枚”の発願に他念もない。 小色紙半ぶんほ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
底までをしらべていたが、やがてのこと、 「ここでもない」 と口々に、奥の方丈や
別殿のほうへ駈けこんで行った様子。 そのすきまに、宮はすばやく、大般若の経ビツ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
蔭にいて、つぶさに彼女らの品さだめを味わい、やがて遊宴のあいだには、お名ざしで、
別殿の奥へ引き抜いてゆく。はなはだしいときは、それが三名にもおよぶことすらある、....