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別異
「別異〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
別異の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ンタヌピイロオ》の社の机にせっせと書類を調べていた。机を向かい合わせた同僚にも格
別異状などは見えなかったそうである。が、一段落ついたと見え、巻煙草《まきたばこ》....
「保吉の手帳から」より 著者:芥川竜之介
そうに、往来《おうらい》の前後を見まわし始めた。犬の真似《まね》をすることには格
別異存はないにしても、さすがにあたりの人目だけは憚《はばか》っているのに違いなか....
「文学精神と批判精神」より 著者:宮本百合子
文学に関することとしての批判精神の問題とその解釈とは、この三四年来、随分特
別異常な待遇をうけて来ていると思う。 今から四年ばかり前、日本には批評文学、或....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
い山でございます。あの、現界の景色と同一かと仰ッしゃるか……左様でございます。格
別異っても居りませぬが、ただ現界の山よりは何やら奥深く、神さびて、ものすごくはな....
「魔都」より 著者:久生十蘭
子が、真名古ほどの頑固な心をもとりとめなくさせるほど美しかったということには、格
別異存はないが、真名古がそれに心をひかされたことに文句があるのである。のみならず....