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「別紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

別紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新生」より 著者:島崎藤村
とは思いました。けれども自分の考えだけは一応明かにして置きたいと思いましたので、別紙のようなものを昨晩書きました。今日にも姉が参りましたら、読んで貰いましょうと....
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
次のように拵えた。 特許請求ノ範囲 本文ニ記載ノ目的ニ於テ、本文ニ詳記シ且別紙図面ニ付説明セル如ク、略ボ腕ト等効ナル動作ヲナス機械腕ヲ、腕関節ノ運動ト無関....
雪の白峰」より 著者:小島烏水
岩角より火花を迸発《ほうはつ》する深山の景色を忍び居候。(十二月十八日甲府より)別紙白峰の拙画は、今年初秋―四十年において、最も白峰を明瞭に仰ぎ得し日の午前写生....
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
記録をぬき出して一枚の紙の上に書き並べてみますと、こんな具合になりました。(と、別紙のような曲線図を示す)九時前後に於て三曲線は特異な変化を表わしているではあり....
ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
そこで彼は、丘田医師の欄を拡げて、古い日附のところから、その細い売買数量を丹念に別紙へ筆写しはじめた。 外へ出ると、帆村はどんどん先に歩いて丘田医師の玄関に立....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
二日開通 自古川橋|至目黒停車場前 大正二年九月十八日開通 備考 所在明示の為め別紙電車運転系統図を添付す 以上 之が古我判事の手許に届いた電気局回答の全文....
獄中消息」より 著者:大杉栄
許に詳細の報告をして貰いたい。横浜にいる松枝にも会っていろいろ話して見るがいい。別紙弟への手紙も山田に見せてくれ。この手紙は伯父および伸には見せていい。また、必....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
、謝礼の為に素人衆にても時の間にあひ、災難をのがれ候こころ得を伝授いたすべく候、別紙をつねづねよく御覧なされ候て、御工夫なされ候へば、夜中往来などの時、災難をの....
良夜」より 著者:饗庭篁村
留学せし頃の旧知今はよき人となりて下谷西町に住うよし、久しぶりにて便りを得たり、別紙を持参して諸事の指揮をその人にうけよと懇ろに予が空想に走する事を誡められたり....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
可有之と頼み居候。又々牛の舌御恵贈の由、不堪感謝候。翻訳材料となるべき書籍二三、別紙に認め上候。南江堂に可有之候。『明星』は当方へも新年に投稿|可致旨申来候。然....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
候寸報迄、此引幕壱帳ヲ宜シク御受納|被下度御願申上候|様、拙者共ヘ委任相成候間、別紙此幕ヘ出金致シ候人々ノ名前目録モ相添、此段申進候。謹言。 明治十二年二月....
越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
仕候、その中に、劍山登り不可能の話|有之候に就きて、思い出し候|間、御参考までに別紙切抜き送り候、……なお小生のその後、富山県庁の社寺課長より聞く所に拠れば、芦....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
両度聞書』である。そのほかに特別難解な点は一々別に切紙で伝授した。これはいわゆる別紙口伝で、これを受ける者は天地神明に誓い、濫りに他言しないという誓紙を入れて伝....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
付いたようだと言いますので、今度は、少年の持参した試験問題集の中の二、三の問題を別紙に抜き書きして、その少年の前の卓上に載せました。少年は、直ぐそれを何んだと思....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
、和歌山藩が発した取締令を左に紹介する(土井為一君報告による)。 一、皮田の奴へ別紙箇条の通相触れさせ候事。 一、市中は勿論在中たりとも、通行の節片寄候て。 一....