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「別記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

別記の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空を飛ぶパラソル」より 著者:夢野久作
を惹き付ける大記事は無いか……洪水は出ないか……炭坑は爆発しないか……どこかに特別記事は転がっていないか……と鵜の目|鷹の目になっていた。そんなようなタヨリナイ....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
、加瀬谷少佐は、封筒の中から一枚の紙をとりだして、それをひろげた。その紙面には、別記のような田方式《たがたしき》地下戦車〔第一図〕が描《えが》いてあった。 ....
新しい潮」より 著者:宮本百合子
人雑誌が、トルーマン当選の公表された翌日の新聞に、「デューイ夫妻会見記」という特別記事入りの十二月号の広告を出した。ここにも奇蹟的という文字がつかってあった。こ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、特にその名を書いたと見れば解釈がつき、必ずしも作者とせずとも済むのである。考の別記に、「御歌を奉らせ給ふも老は御乳母の子などにて御|睦き故としらる」とあるのは....
暗号数字」より 著者:海野十三
をつけた西暦一千七百年時代の英人が描いてあった。近づいてみると、鼻の頭に、例の特別記号の一つ星が書きこんであった。 「なにか御用でございますか」 と、生意気そ....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
生さんはあまり多く語りもせずに帰って行った。その時名刺を貰ったけどもその名前は格別記憶にも残っていなかった。が、その翌年発行所の電話のベルが鳴って、 「私は渡辺....
或る探訪記者の話」より 著者:平林初之輔
ことによると大学部内に何か軋轢《あつれき》があるかも知れんから、君一つしらべて特別記事《とくだね》にしたらどうだ」という話である。特別記事をとると、その内容の価....
西航日録」より 著者:井上円了
を七昼夜にて渡航し、二十日ニューヨーク港内に入り、午後五時上陸す。この航海中は格別記すべきほどの珍事なし。ただ海上は気候意外に寒冷にして、往々海霧中にとざされた....
春泥」より 著者:久保田万太郎
劇場で花々しく旗挙をするに決ったこと。……そうしたことを長々と書立てた大袈裟な特別記事だった。 かれは日附をみた。十七日としてあった。十七日といえば……十七日....