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別路
「別路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
別路の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
、林にかくれ、谷にかくれ、野に現われ、また林にかくれ、野原の路のようによく遠くの
別路ゆく人影を見ることは容易でない。しかし野原の径の想いにもまして、武蔵野の路に....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
、鏖にして見せるかな」と。容易に抜く事が出来なかったのも尤である。別府晋介また、
別路から、小天街道に赴いて海岸線を守ったが、此日、朝の十時から昼の三時に至る間激....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
にきれ込むと、砂利も入って居らぬ路はひどくぬかるが、路が悪い悪いとこぼしつゝ、格
別路をよくしようともせぬ。其様な暇も金も無いのである。
甲州街道の新宿出入口は....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
一朝豪雨に際会して水量が増した時には、到底この沢を行くことが出来なくなって、他に
別路がある訳でもないから、野営地に滞在して、減水を待たなければならない、白沢を溯....