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利け者
「利け者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
利け者の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
病犬《やまいぬ》ニ出合ッテ、キン玉ヲ喰ワレタガ……」 息子というのは今のその
利け者の勝麟のことで、稽古にいく途中、病犬に食われた、江戸は犬の多いところだが、....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
う妙な名の男と逢うことになった。 この人は年はまだ二十四であったが、なかなかの
利け者で、商売上の掛け引き万端、それはきびきびしたものであった。私は最初はこの人....
「水と骨」より 著者:佐藤垢石
―大日本料理人組合連合会の三宅孤軒君も、一昨年越後からの帰りに後閑で、キネマ界の
利け者野中康弘君の友釣りでとった鮎をご馳走になって、その味と香気と肉の舌離れのあ....