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利休形
「利休形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
利休形の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
、手前と一杯やろう」 と云うので、お村は立って戸棚から徳利《とくり》を出して、
利休形の鉄瓶《てつびん》へ入れて燗をつけ、膳立をして文治が一杯飲んではお村に献《....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
、一間は床の間、一方は地袋で其の下に煎茶の器械が乗って、桐の胴丸の小判形の火鉢に
利休形の鉄瓶が掛って、古渡の錫の真鍮象眼の茶托に、古染付の結構な茶碗が五人前あり....
「露肆」より 著者:泉鏡花
物らしいのを細く巻いたが、左の袖口を、ト乳の上へしょんぼりと捲き込んだ袂の下に、
利休形の煙草入の、裏の緋塩瀬ばかりが色めく、がそれも褪せた。 生際の曇った影が....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
、花月床に成って居ります。前に褥を取り、桐の胴丸|形の火鉢へ切炭を埋け、其の上に
利休形の鉄瓶がかゝって、チン/\と湯が沸って居りまする。十一月の事で寒いから二つ....