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「利害〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

利害の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
らし》のような勢いで筆を駆った。 この時彼の王者のような眼に映っていたものは、利害でもなければ、愛憎でもない。まして毀誉《きよ》に煩わされる心などは、とうに眼....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
伝える通り、――いや、日本は二千年来、常に「正義の味方」である。正義はまだ日本の利害と一度も矛盾はしなかったらしい。 武器それ自身は恐れるに足りない。恐れるの....
忠義」より 著者:芥川竜之介
」を犠牲《ぎせい》にした。 しかし、自分には、それが出来ない。自分は、「家」の利害だけを計るには、余りに「主《しゅう》」に親しみすぎている。「家」のために、た....
カインの末裔」より 著者:有島武郎
よくした。その日の酒は勿論《もちろん》彼れを上機嫌にした。一緒に飲んでいるものが利害関係のないのも彼れには心置きがなかった。彼れは酔うままに大きな声で戯談口《じ....
小作人への告別」より 著者:有島武郎
じ、助け合って、その生産を計るよう仕向けていってもらいたいと願うのです。 単に利害勘定からいっても、私の父がこの土地に投入した資金と、その後の維持、改良、納税....
時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
る。国家ちょう問題が我々の脳裡《のうり》に入ってくるのは、ただそれが我々の個人的利害に関係する時だけである。そうしてそれが過ぎてしまえば、ふたたび他人同志になる....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
られていた。誰でもこの僧侶階級の先入的な意見に疑いを挿むような者はこの僧侶たちと利害を同じうしていた主権者から最も苛酷な追究を受けた。この忌まわしい風習が一部分....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ロー主義を振り廻しながら東亜の安定に口を入れるとは怪しからぬというわけで、多くは利害関係の戦争でありましょう。私はそんな戦争を、かれこれ言っているのでありません....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
の今日の段階における決定的趨勢である。共産黨はかかる趨勢に對處し、プロレタリアと利害一致せざる階級或は利害相反する階級までも、術策を弄して自己の陣營に抱込み、他....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
である。次にそれは愚かなる人間界の先入主から、全然脱却したものであらねばならぬ。利害得失の打算から、真理の指示に背くような魂では、とてもわれ等の用途にはならぬ。....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
貿易に非常の影響を蒙らざるを得ず、すなわち外人の恐惶を催したる所以にして、彼等の利害上、内乱に干渉してますますその騒動を大ならしむるがごとき思いも寄らず、ただ一....
式部小路」より 著者:泉鏡花
けたのも、何にも知らず、愛の奴は他愛なし。 それから路々|宥めたり、賺したり、利害を説くやら、意見をするやら、どうやら、こうやら。 でもまあ、目白下の寄席の....
罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
った。始てそこに気が附いたというような心持で。 そしてまた自分が英雄だ、自己の利害を顧みずに義務を果す英雄だと思った。 奥さんは夫と目を見合せて同意を表する....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
政党は同志の集団なのだから、そこには話合いも、妥協もあっていいと思う。労働組合は利害中心の集団だが、社会党は日本の社会主義的な変革を民主主義的方途を以ってしよう....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のため政治、統帥の関係は一にその戦争の性質に依るものである。 政治と統帥は通常利害相反する場合が多い。その協調即ち戦争指導の適否が戦争の運命に絶大なる関係を有....