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「利用厚生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

利用厚生の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
。この後ち明治三年二月に定められた大学規則、および同年閏十月の大学南校規則には「利用厚生学」という名称が用いられている。 明治の初年にはウェーランドの「ポリチ....
イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
或いは単に倫理的合言葉として、或いは単に実用主義的道具への交渉として、或いは単に利用厚生の仕方として、思い浮べてはならない。実際人々は単に意志的であることを、又....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のたまわ》くは、これからはもう流行《はや》りませぬな、すべて理詰めで行って大いに利用厚生の道を講ずる、あっちの究理学でなければ夜も日も明けぬ時代が、やがて到来い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
怠らない勤王ぶりが、高山彦九郎にそっくりである。その、人を改過遷善に導く功徳と、利用厚生にまで人を益する働きは、むしろ本家の高山に過ぎたるものがある―― 右の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
升の収穫は、百六十倍の収穫でございます、この天地の大きな力を、人間の手で最もよく利用厚生しなければならないということを、しみじみとさとりましたのが、十六歳の時で....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に相違ないと思っているが、たとえ二日三日の間にしてからが、何か仕事をしたい、何か利用厚生の仕事にたずさわらなければ、自分の生存が徒手遊食ということになり、なおむ....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
力したのである。しからばその国民道徳は理想主義であるか功利主義であるかといえば、利用厚生と云う程度において功利主義と矛盾しないけれども、そこにとどまらないではる....