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「刪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

刪の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
李陵」より 著者:中島敦
だいたい最初の構想どおりの通史《つうし》がひととおりでき上がった。これに増補|改《かいさん》推敲《すいこう》を加えているうちにまた数年がたった。史記《しき》百....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
《せんえつ》の振舞にはあれど只《ただ》所々片言|隻句《せっく》の穩かならぬふしを正《さんせい》して竟《つい》に公にすることとなりぬ合作の名はあれどもその実四迷....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
文は頗る長い。後に保さんに聞けば、これでも碑が余り大きくなるのを恐れて、割愛して除したものだそうである。『喫茗雑話』の載する所は三分の一にも足りない。わたくし....
惜別」より 著者:太宰治
て、通暁し易し。 一、西学は甚だ繁、およそ西学の切要ならざるものは、日本人すでに節して之を酌改す。 一、日支の情勢、風俗相近く、順い易し。事なかばにして功倍す....
」より 著者:ディモフオシップ
翻れて、もうあとは書けない。さらばよ。我がロシア。 附言。本文中二箇所の字句を改してある。これは諷刺の意を誤解せられては差支えるので、故意に原文に従わなかったのである。誤訳ではない。....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
古くから本文に「御」字の無い例がある。そして、「万葉集はその原本の儘に伝はり、改を経ざるものなるを思ふべし」(講義)を顧慮すると、目録の方の「御」は目録作製の....
歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
があろう。私は誠意から申しあげる。「そうです。そんな批評はおよしなさい。宗匠の添の態度から幾らも進まないそんな処に※であった私は、かまわず、そうした啓蒙批評を....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いのであるが、唯ここでひと言いって置きたいのは、局外者の脚本がたといいろいろの改を経たにしても、或る程度まで舞台の上に採用されたのは、恐らくこれと「新開場梅田....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
』であった。 その頃の飜訳は皆筋書であった。大体の筋さえ通れば勝手に省略したり潤したり、甚だしきは全く原文を離れて梗概を祖述したものであった。かつ飜訳家の多....
すみだ川」より 著者:永井荷風
《おこ》し十月の末に書き終るが否や亡友|井上唖唖《いのうえああ》君に校閲を乞い添《てんさん》をなした後《のち》草稿を雑誌『新小説』編輯者《へんしゅうしゃ》の許....
国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
いて次ぎ次ぎに廻わした時、某博士かが「プロフェッサース」を「ポリチシアンス」に改《かいさん》したので大笑となったことがある。それほど教授の肩書を持つものが多い....