制定[語句情報] »
制定
「制定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
制定の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
しく惡化する危險が多分にある。日本は今次の敗戰によつて、世界に先驅けた平和憲法を
制定したが、一歩獨立方式を誤れば、神聖なる新日本の意義は完全に失われてしまうであ....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
れた五年という期間は単に文書上の体裁をつくろうにすぎないのであって、この規約条項
制定の精神をわかりやすくいえば「自由退社をあえてするものにはふたたび立つあたわざ....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
力に作りあげた。馬祖の弟子百丈(七一九―八一四)は禅宗|叢林を開創し、禅林清規を
制定した。馬祖の時代以後の禅宗の問答を見ると、揚子江岸精神の影響をこうむって、昔....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
まらず。これより先政府は民間政論の漸く喧しきを見、明治八年半ばごろ厳重なる法律を
制定し、もって志士の横議を抑制したり。しかれどもこの法律は反りてますます政論派を....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
し、殊にその販売の方面では、今迄無駄に惹き起された価格の低下を防いで、独占価格を
制定し思う存分の利潤をあげることも出来るのだった。――だから、三田銀行が今迄とっ....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
郡の広さで国と称した地方豪族の根拠地が、数えきれないほどあった。国と言うと、国郡
制定以後の国と紛れやすいゆえ、いまこれを村と言うておこう。村々の君主は、しだいに....
「堕落論」より 著者:坂口安吾
ていることを防ぎうるよしもない。節婦は二夫に見えず、忠臣は二君に仕えず、と規約を
制定してみても人間の転落は防ぎ得ず、よしんば処女を刺し殺してその純潔を保たしめる....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
の立法権を行使して国民の意志や利益とはまつたく相反した悪法を、次から次へ無造作に
制定して行く。行政機関であるすべての官庁はただ悪法を忠実に履行して国民の幸福を奪....
「著作権の問題」より 著者:伊丹万作
にすぎない。なぜならば現存の著作権法は新しい文化部門としての映画が登場する以前に
制定されたものであり、したがつて、立法者はその当時においてかかる新様式の芸術の出....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
昭和九年初頭の第六十五回帝国議会において、頭山満氏ほか数氏の名を以て、国号
制定に関する請願なるものが提出せられた。我が国は大日本帝国なのか、日本国なのか、....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
有す。しかして、その国の宗教また自由独立の組織を有し、各教会独立して各寺の法律を
制定し、これを総裁統轄する本山なく、また教正なし。ただ、その宗派の連合により年会....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
て一政党の権力維持のための道具たらしめんとしております。また義務教育学校職員法の
制定によって、義務教育費全額国庫負担という美名のもとに、教員を国家公務員として、....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
透徹した洞察あるのみであります。これこそ、真の御卓見であります。 憲法十七条を
制定せられて、臣民に、政治、道徳の帰趨を知らしめられ、支那大陸文化の輸入を図って....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
「青屋考」中に引用した、京都町奉行扱いの「穢多青屋勤方の事」というのも、この年の
制定であった。この頃の大坂城代支配下の地域を書き表わしたと思われる地図に、たとい....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
次にできる第十版からはこれを三十八表にする予定であります。 色盲の種類や程度を
制定するための表も加えてはありますが、これはまだ不完全で将来更に改良されなければならないものと考えております。....