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制禁
「制禁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
制禁の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
買シ終身又ハ年期ヲ限リ其主人ノ存意ニ任セ虐使致シ候ハ人倫ニ背キ有マシキ事ニ付古来
制禁ノ処従来年期奉公等種々ノ名目ヲ以テ奉公住為致其実売買同様ノ所業ニ至リ以ノ外ノ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く蛇を生ぜぬという、アイルランドは蛇なきを以て名高く、伝説にこれはパトリク尊者の
制禁に因るという。この尊者の生国は定かならず、西暦三七二年頃生まれ十六歳で海賊に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に後るるおよそ百年ジュフールの説に、古ローマ人は盛礼と祭典の集会においてのみ屁を
制禁したが、その他の場所また殊に食時これを放るを少しも咎めず、ただしアプレウスの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、鯉と野猪あり。この二物乳多からしむと『本草』に見ゆるにこれを忌んだは、宗教上の
制禁でもあろうか。 また、既に書いた通り猪類皆好んで蛇を食う。それについて珍譚....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
という寺男が曲る。旅魚屋の傳次という者が此の寺へ来て、納所部屋でそろ/\天下|御
制禁の賭博を為る、怪しからぬ事で、眞達は少しも知らぬのに勧められて為ると負ける。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に額《ひたい》をあつめて、絵図面の研究をつづけているうちに、その中の一人が、また
制禁を忘れて、 「失脚落チ来《きた》ル江戸ノ城、井底《せいてい》ノ痴蛙《ちあ》....
「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
顧を蒙り候松向寺殿の十三回忌を待得候て、遅ればせに御跡を奉慕候。殉死は国家の御|
制禁なる事、篤と承知候えども壮年の頃相役を討ちし某が死遅れ候|迄なれば、御|咎も....