刺違える[語句情報] » 刺違える

「刺違える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

刺違えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
李陵」より 著者:中島敦
残った将士は、李陵の服装からして、彼が単身敵陣を窺《うかが》ってあわよくば単于と刺違える所存に違いないことを察した。李陵はなかなか戻って来なかった。彼らは息をひ....
衝突心理」より 著者:夢野久作
くなりかけました。 蟹口運転手は私という事に気付いていたに違いありません。私と刺違えるつもりで、あんな事をしたに違いないと思います。 私は何もかも白状します....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
い。」 と、わざとらしいまで、膝の上で拳を握ると、糸七は気もない顔で、 「何を刺違えるんだ、間違えているんだろう。」 「だってそうじゃないか、いつか雑誌に写真....
南国太平記」より 著者:直木三十五
て立つ底の志がないなら、わしの家来ではないから、切腹して死ね、とな。将曹、平と、刺違えるような馬鹿者は、斉彬、家来と思わんとな」 と、云った。 「はっ」 吉....