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「刻本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

刻本の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
神社仏閣や城が、およそその見ゆる形に側面の略図を描いてある。勿論、改良美濃紙の復刻本であったが、原図の菱川師宣《ひしかわもろのぶ》のあの暢艶《ちょうえん》で素雅....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
命ぜられることになったら、費用は金蔵から渡されるであろう。書籍は篤と取調べ、かつ刻本|売下代金を以て費用を返納すべき積年賦をも取調べるようにということであった。....
流線間諜」より 著者:海野十三
れないのだ。こんなに停頓することは、われわれの予定にはなかったことだ。そうだ、先刻本国の参謀局から指令が来ていた。それを早速君に扱ってもらおうかなァ」 といっ....
計略二重戦」より 著者:甲賀三郎
りながらとがめました。 「アハハハハ」シムソンはなおも笑いながら、 「君は私が先刻本当の事を云ったと思っているのかね。麹町郵便局に留置にしてあると云うのは、出鱈....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
り、また「藤ハ艸木ニ蔓生スル者ノ惣名ナリ」ともある。また右の『大広益会玉篇』の和刻本(日本での刻本)には※の字のところに「※ハ藤也」とある右側にフヂカヅラ、左側....
」より 著者:中谷宇吉郎
複写したもので,貴重な原本を貸与された同氏の厚志を謝す.なお文久二年大槻磐渓の重刻本もただ一箇順序のちがったものがあるが,図は原本と同じものである. 第一 ....
学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
閲覧室をもっていたころのことである。ただいわゆるエド文学に関するものは、活字の覆刻本がかなり出ていたので、そういうものだけはどうかこうかじぶんの書物でまにあわせ....