削り掛け[語句情報] » 削り掛け

「削り掛け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

削り掛けの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
内地で神に幣束を供すると同一行事である。アイヌのイナオは一つにヌサといい、内地の削り掛けの精巧なもので、邦語のヌサすなわち幣束を表わす語をそのまま輸入しているの....
こども風土記」より 著者:柳田国男
は左巻きと称して樹の皮を巻き、燻して型をつけたものもあるが、最も古風なのは精巧な削り掛けがしてあった。それを手に執ると、実際もう常の心ではおられなかったのかと思....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、これでもまだ以前の段階が、比較的明瞭に残留している方である。手|杵で餅を搗き、削り掛けを以てしでに垂れ、手火を投げて火祭をする風習が、田舎の隅々にまで伝わって....