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「前回〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
前回の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第五氷河期」より 著者:海野十三
もらいたいものですね。まず、志々度博士のお考えを」 催促されて、志々度博士は、
前回とはちがって、深刻な表情で、 「実は、そのことについて、私は迷っているのです....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
いて相違の個所を挙げるならば、こんなことになる。 一 同室に就寝していた女給は、
前回と同じ顔触れの鈴江、お千代、とし子の三人と外に清子、かおるの二人の新顔が加わ....
「闖入者」より 著者:大阪圭吉
少しも違わなかった。続いてなされた金剛蜻治も別荘番の戸田夫婦も、やはり同じように
前回と変りはなかった。それどころか金剛と戸田安吉は、川口不二が事件の起きた当時、....
「金属人間」より 著者:海野十三
とだろう。 いったい何故《なにゆえ》に第二の爆発が起こったのであろうか。それは
前回のものよりもはるかに強烈なるものであって、博士邸をまったく粉砕《ふんさい》し....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
あ、やっと、ここまで出来たんだが、いや、こんどは深く考えさせられたよ。なにしろ、
前回にこりているからね」 「
前回は、自分の身体が、地下戦車の――胴の中でくるくる....
「地球要塞」より 著者:海野十三
った。 六万MCの怪放送! この怪放送をうまくとらえたのは、これで二度目だ。
前回は、惜しくも目盛盤《めもりばん》を合わせているうちに、消え去った。いずれその....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
ろう? あれは何の音か?) そのとき、研究室の中で、第二の物音が聞えた。それは
前回よりもずっと大きいはっきりした物音で、何か物がぶっつかったようで、それにぴい....
「不思議なる空間断層」より 著者:海野十三
った。 ――その金色のハンドルを廻して、室内へ入りこんだ。もちろん部屋の中も、
前回等に見たと全く同じことさ。室の中央に赤い絨毯が敷いてあるし、その上には瀟洒な....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
れて、そのどこで採獲たかの土地を聞かれた時、言葉を濁して顔の色を変えたことを――
前回に言った。 いでそのモウセンゴケを渠が採集したのは、湯の谷なる山の裾の日当....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
出で、そこからはただ一|気に途中を通過して、無事に自分の山の修行場に戻りました。
前回の竜宮行のお話は何となく自分にも気乗りがいたしましたが、今度はドーも億劫で、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
から、日本国民よ、何所に行くと叫びたい。 第三章 幽明間の交渉 問『
前回の通信を草した時、自分は非常に疲労を覚え、脳の底部に激痛を感じた。その原因は....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
たにただす。こいねがわくは、教示をたまうことを得ば幸甚。 ○
前回に奇夢の事実を掲載せしが、今また奇夢の一事実を妖怪報知書類中に得たれば、ここ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
分なり。読経は『バイブル』中のある部分を誦読するものにして、これに前後両回あり。
前回読経は『旧約全書』中の一部分、後回読経は『新約全書』中の一部分なり。 寺院....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
南アフリカをいう。 六月二十五日(日曜)、晴れ。軟風船に入りて清涼なり。暑気は
前回赤道を横断せしときほどに強からず。天晴るるも空気は湿気を帯び、夕日はマニラ海....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
里停車場より出て立つ。時は、八月の二十八日午后二時という、炎暑真中の時刻なりし。
前回の出遊には、天気思わしからず、餌は、これを除きてまた他に求むべからず、今日品....