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前歴
「前歴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
前歴の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
されてひそかに同志を売った者、将校だの憲兵、警察関係の非人民的な職業についていた
前歴をかくしたり、偽ったりして、現在政権をもっているロシア共産党の内部にもぐりこ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
どった。彼はそれを最上の共和政と呼んだ。パリーの市庁はランスの大会堂(訳者注 以
前歴代の国王が即位式を上げし場所)の代わりとなった。
この半王位を全王位に置換....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
談師は、かの雑誌社が、長すぎた原稿を二枚けずったカドによって絶交状をたたきつけた
前歴もあり、アイツはウルサイぞ、ということになっているのである。 そんなわけで....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
それなりにショウバイニンのスタイルになっている。 「おお、いやだ」 アパートの
前歴を知ってから、ここを出入りするたびに、なんとなく身がちぢむ。他人の見る目など....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ないうちに、いつか、父娘は牧に見えなくなってしまった。 ――なまじ彼にこういう
前歴もあるため、今は、鳰のせいばかりでないもがきを一そうにしたのであった。しかし....