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前裾
「前裾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空を飛ぶパラソル」より 著者:夢野久作
その上にビーズ入りのバッグを静かに載せた。そうして右手で襟元を繕いながら、左手で
前裾をシッカリと掴むと、白足袋を横すじかいに閃めかして、汽鑵車の前に飛び込もうと....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
からともなく飛んできた一本の小柄《こづか》、うしろざまに裾をつらぬき、ピッタリと
前裾のところを縫いつけた。ちょうど足架《あしかせ》をかけられたように、裾にひきし....